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ティリカムビレッジ
One day cruise to Tillicum Village

今日は100年以上続くここ、全米最古の市場パイクプレイスマーケット(Pike Place Market)と先住民の生活が再現されたブレイク島(Blake Island)のティリカムビレッジ(Tillicum Village)にクルーザーに乗って行ってみましょう。

先にアーゴシークルーズ(Argosy Cruises)の「ティリカムビレッジ1日クルーズ」に行ってみましょう。この埠頭が乗船口です。
→Argosy Cruise

大型のクルーザーに乗って出発です。ピア57に2012年夏に登場し、シアトルの新名所となった大観覧車(Great Wheel)の前を進みます。
→Seatlle Great Wheel

船がどんどん進むにつれシアトルの全景が見えてきます。一番右にぽつんと見える尖った三角屋根のタワーがシアトルでも一番古いと言われるスミスタワーです。
→Smith Tower

東京スカイツリーに似た塔がシアトルの象徴と言われているスペースニードルです。
→Space Needle

左のスペースニードルから右の一番高いビル、コロンビアセンター、そして一番右に見えるスミスタワーまでがシアトルのダウンタウンです。端から端まで歩いても1時間かからない広さです。
→Sky View Observatory at Columbia Center

海の向こうに雄大なレーニエ山(Mount Rainier)が見えます。富士山のようにも見えます。レーニエ山はタコマ市にあるので、この地域に移民した日本人は日本を懐かしんでタコマ富士と呼んでいたそうです。
→Mount Rainier

いよいよティリカムビレッジ(Tillicum Village)に到着です。先住民(Native People)の正装で迎えてくれました。
→Tillicum Village

すごいトーテムポール(totem pole)です。トーテムポールはアメリカ北西沿岸の先住民族の彫刻された柱です。宗教的意味合いは無いそうですが、その家、部落などの印、記念として作ったようです。日本では屋外に立つものしか見られませんが現地では家の柱としても使用しています。床柱、大黒柱のようなものでしょうか。
→totem pole

「Oh! Cute!」「かわいい!」乳母車に乗っている小さい子はどこでも注目され、人気の的です。

「Oh! Cute!」「かわいい!」こちらも小さいですがこれでもトーテムポールでしょうか。シャチの赤ちゃんですねきっと。この辺りではシャチが多く見られオルカス島という島もあるくらいです。オルカはシャチのことです。シャチが船の上からみられるホエールウォッチングツアーも4月から10月の間は毎日出ています。
→Orcas Island Edipes Charters &Whale Watching Tours Inc.

ロッジに入ると先住民の住居が再現され、囲炉裏でキングサーモンの開きを炭火で焼いています。良い香りです。このあとこのキングサーモンの囲炉裏焼きのランチが食べられます。部屋の中にも大黒柱のトーテムポールが立って来客を歓迎しています。

サーモンを食べながら先住民の踊りを観賞します。暗かったので写真がボケてしまいましたが大きな人食い鳥(Cannibal bird)のマスクを被って激しく踊ります。世界の北の果てにいる恐ろしい人食い鳥なのだそうです。大きなくちばしで人の頭を割り脳みそを食べるのだそうです。恐ろしいがゆえに反転して神格となっています。

ストーリーは良く分からなかったのですが日本のなまはげ伝説や獅子踊りに近いものでしょうか。

同じモンゴロイドのせいか全く自然に理解?出来ました。
→Mongoloid

これは3羽の人食い鳥のひとつでHow-How(大きなカラスの仲間?)と言う名前です。

踊り手の青年とHow-Howと一緒に記念撮影しました。ほんとに祖先は同じモンゴロイドですね。外見は日本人とほとんど変わりませんね。

キングサーモン?の木彫りを買ってきました。50cmほどの大きいものです。背中が赤いのは紅鮭のせい?素朴でとても気に入ってます。

こちらはネイティブの伝統を現代のセンスで描いたイラストレーションです。個性的で躍動感に溢れています。
→Richard Shorty

トーテムポールに別れを告げクルーザーでダウンタウンに戻ります。

パイクプレイスマーケット(Pike Place Market)に戻ってきました。ここはシアトルの胃袋?そして観光の一番の名所になっています。

何回来ても楽しいところです。普段からこんなに人が溢れています。

八百屋さんです。FRESH PICKED DAILY「毎日の取れたてで新鮮」と書いてあります。本当に新鮮です。

ご覧のようにいろいろな種類の野菜、果実が見た目もきれいに並んでいます。

これは日本にはまだ無い桃。ドーナッツピーチ(donut peach)と呼んでいましたが本当に平べったくてドーナッツのような形です。しかも甘くて皮が柔らかく、そのまま皮ごと食べられます。「美味しいところをくださいな」と言ったらこの人真剣に選んでくれました。
→donut (doughnut) peach

色がきれいに見えるように並べ方にも気を使っているようです。

種類もとても多くて選ぶのに困るほどです。かなり北国のはずですがパイナップルも沢山ありました。

日本で言うと築地のような感じです。

名物の魚屋さん、そして乾物屋さん?も並んでいます。パフォーマンスもあって、時々1mもある鮭を店員達でキャッチボールのように投げあっては歓声を上げています。観光客はみんなそれが始まるのをぐるっと取り囲んで待っています。魚のキャッチボールが始まると観光客も一緒になって歓声を上げ、すごく盛り上がっていました。
→Pike place fish market

1m以上ある生サーモンが沢山売られています。日本の鮭より大分大きいです。みんな生なのでざら目の氷を時々スコップでかけています。氷の中から魚が少し見えている感じです。

魚の種類は日本とあまり変わらず沢山ありますがエビやカニはみんな日本のものよりかなり大きいです。

市場の中には日本でもおなじみのシアトル系コーヒー店がありました。

ここが記念すべき第一号店だそうです。ここでしか売っていないマグや携帯ボトルがあるとのことで、店前にはそれを目当てに長蛇の列が出来ていました。

第一号店だけあって、確かに戸棚の板を見ると塗装もはげ、角も丸くなっていて歴史が感じられます。
→Starbucks Corporation

空港へはダウンタウンから地下鉄で行けます。地下鉄の駅は日本のものに比べ巨大な空間です。二階まで吹き抜けになっていて、地下とは思えません。日本の地下鉄駅にある閉塞感、レールの上を列車が走る轟音はありません。プラットフォームも段差が殆ど無いので反対側まで歩いて渡れそうです。枕木も無いので地上にいてバスに乗るような感じです。

セーフコフィールドにはスタジアム駅があります。この辺りからは地上を走ります。
→Central Link light rail

そしてタコマ空港から飛行機に乗りシアトルに別れを告げます。シアトルは、その近辺にボーイング社の世界一と言われる巨大な飛行機組み立て工場やマイクロソフトの本社など世界規模企業の集積もあり、活気のあるそしてきれいな街でした。
→Boeing
→Microsoft
→SEA-TAC AIRPORT

成田国際空港に帰ってきました。飛行機を見て楽しかった旅を思いだしています。
→成田国際空港

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